2007年6月19日火曜日

介護事業所の指定を取り消す行政処分

東京都、文京区の特養ホーム指定を取り消し

 東京都文京区の区立特別養護老人ホーム「くすのきの郷」が、資格を持つ夜勤職員の要員を満たせずにフィリピン人のボランティアで充当、介護報酬を不正請求したとして、都は18日、同区に対して今年11月末で介護事業所の指定を取り消す行政処分を出した。不正受給した約4600万円については今後、返還請求する。
 特養ホームの指定取り消し処分は全国初で、自治体が処分を受けるのも極めて異例。指定管理者として同施設を運営する社会福祉法人「同胞互助会」(東京都昭島市)にも、理事長の処分などを求める改善命令を出した。
 指定取り消し処分の連座制が適用され、くすのきの郷以外の区立の特養ホーム3カ所、高齢者在宅サービスセンター8カ所も、同区を設置者とする指定は2008年3月末で打ち切られる。
(日本経済新聞 より)
 
 
 
介護・福祉の資格はいろいろあり、人材不足でもある。
転職や再就職に福祉や介護の分野を目指すだけでなく、
福祉や介護の資格が役に立つだろう。
自分の目指す場合は仕事や職種について、
よく勉強しどの資格が有効かを考える必要がある。

ある一定の知識と技術があることを証明するのが資格である。
しかし、資格が必須かというとそうではない。
個々の職種や施設により資格に対する考えは様々だからである。
まずは自分が働こうとしている職種が資格が無いと出来ないのか、
資格があった方が有利なのか、まったく関係ないのかを確認するべきだろう。

看護師、理学療法士、作業療法士、保育士、栄養士は
独占業務といい資格がないと仕事が出来きない。
これらの職につきたいのであればまず資格を取る必要がある。
この他、児童指導員などは国が定める基準(任意資格)をクリアしないといけない。
反対に介護職員、指導員、事務職員、調理員、作業員は資格を必要としない。

資格取得は各職種の特性似合わせて考えた方がよいだろう。
また資格の種類も国家資格、公的資格、任用資格など様々である。
転職、再就職、スキルアップ、キャリアアップなどの
自分の目的に合った資格取得がよいだろう。