2007年5月22日火曜日

児童養護に新資格

児童養護
 親がいないなどさまざまな事情から、家庭で育つことのできない子供を施設などで預かり、養育すること。子供の生活や自立を支援し、虐待を受けた子供には心理的ケアを行う。施設には「児童養護施設」や「乳児院」などがあり、厚労省によると、2005年現在で入所児童は計約3万7000人。施設のほか、里親に預けられている子供も約3300人いる。

児童養護に新資格 厚労省検討 施設でのケア充実
 親の育児放棄や死別などにより施設で生活している子供のケアを充実させるため、厚生労働省は21日、児童養護に関する高い専門知識を要件とする新たな資格の創設を検討する方針を固めた。

 全国の児童養護施設や乳児院では、虐待を受けた児童や発達障害などを抱えた子供の入所が増えており、同省は「一人一人の心身の状態や成長に応じ、きめ細かなケアができる職員が必要」と判断。現在の職員も、保育士や大学で心理学などを履修した児童指導員ら資格のあるプロが中心だが、新たな資格をより専門性の高い“プロ中のプロ”と位置付けたい考えだ。

 名称は「養育福祉士」「施設保育士」などの案があり、国家資格とするか、学会などの認定資格とするかや、取得に必要な条件、養成方法などについて省内で議論を進める。現在の職員や児童福祉に関心を持つ人に取得を促す。

 児童養護施設や乳児院では、親の死亡や経済的理由、虐待などで家庭で育つのが難しい子供を24時間態勢で養育。人材不足に加え、最近は心に傷を持った子供に対する治療的ケアが求められるなど、従来の児童福祉の知識や技能だけでは十分対応できない面が出てきているという。

 厚労省のまとめでは、2005年10月現在、全国の児童養護施設数は公立55、私立503の計558カ所。原則として1−18歳が入所対象だが、20歳まで延長できる。乳児院は117施設あり、主に1歳未満の乳児ら3077人が暮らしている。
(西日本新聞 より)


少子化や子供ができない人もいるが、
子供の育児を放棄する親もいる。
経済的な問題や病弱などさまざまな家庭環境もある。
できれば家庭で子供は育てたほうがいいので、
家庭に対する例えば義務教育終了までの育児支援などのサポートを
国や自治体ですべきではないだろうか。

資格やスキルは専門家として
就職や転職などにも役立つ。
最近認定資格もさまざまに増えてきた。
職業に対して的確な資格の取得が
キャリアアップに確実につながるだろう。


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