2007年7月5日木曜日

福祉現場に厚労省が人材確保で指針案

介護職員の配置増など検討 厚労省が人材確保で指針案

 厚生労働省は4日、高齢者介護などの福祉現場で人手不足が深刻化していることを受けた人材確保の指針案をまとめた。施設職員の配置増の検討や、資格を持ちながら働いていない介護職を掘り起こすための対策を盛り込んでおり、同日の社会保障審議会福祉部会で示した。

 指針案は国、自治体、事業者などそれぞれが取り組むべき項目を列挙。人手不足をめぐっては、福祉分野の低賃金を原因に挙げる声が多く、同部会でも事業者に支払われる介護報酬の引き上げを求める意見が相次いだが、指針案では「介護保険料の水準にも留意しながら適切な水準の報酬を設定する」との表現にとどまった。

 職員の配置基準については、過酷な労働実態が指摘されていることから「従事者の負担を考慮し、一定の質のサービスを確保する」として、配置数を増やす方向で検討するとした。
(共同)
(東京新聞 より)
 
 

高齢者が増える傾向にありまだまだ福祉や介護の分野では人材不足である。
介護や福祉の資格を取れば転職や再就職にも役立つだろう。
大変な仕事でもあるがやりがいのある分野なので福祉や介護の資格取得もよいだろう。
 
介護保険制度と資格については、今も最も注目されているのが、
2000年度から始まった介護保険制度と共に作られた、
介護支援専門職(ケアマネージャー)であろう。
要介護認定を受けた高齢者とその家族に相談に乗り、各個人の状態に合わせて
必要な情報を提供するとともに、ケアプランの立案をおこなうのがケアマネージャーである。

これらの仕事は介護支援専門職(ケアマネージャー)の資格が無いとできない。
資格所得へは、まず都道府県指定の機関が実施する実務研修受講試験をパスする必要がある。
その後、定められた実務研修を終えればはれて資格取得となる。
その他、高齢者の住宅改修の提案を行う福祉住環境コーディネーターの人気がある。
介護保険がバリアフリー建築の助成拡充、住宅改修、福祉用具のレンタルをカバーし、
高齢者の住宅改修の需要が増えているからである。

ほかにも様々な介護や福祉の資格があるので、希望する職種を検討して、
資格取得に向けて勉強する必要があるだろう。